インターネット競売国内最大手のヤフーで三月に実施された「米大リーグ、マグワイア選手のサイン入りユニホーム」チャリティー競売で、サイト運営のヤフー関係者が入札に参加し、四百三十万一千円の最高値で落札していたことが七日、分かった。
ヤフーなどによると、入札には「誤って」参加したため直後にキャンセル。ところが二位以下の入札者も購入を断ったため、ユニホームは結局、売れ残ったという。
一般入札者に比べ有利な立場にある競売サイト運営者が入札に参加することは通常ないはず。その上、価格が不自然につり上がったことが売買不成立要因になった可能性もあり、結果としてネット競売の信頼が傷つく形となった。
ヤフーは再発防止策を取り、同日までに出品者に陳謝したが、入札者や一般利用者にはこれまで特別な説明はしていないという。
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